陸前高田・県津波伝承館が開館
岩手県東日本大震災津波伝承館が岩手県陸前高田市の国営高田松原津波復興祈念公園内に完成し22日、開館した。遺物や映像、被災者の証言で津波の脅威を伝え、広く教訓を発信する。
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初日の入館者は約2000人。震災後初めて陸前高田市を訪れたという一関市の会社員菅原健弘さん(31)は「証言が心に刺さり、胸が痛んだ。当たり前の日常の大切さを改めて感じた」と話した。
熊谷正則副館長は「何百年も続けていかなければならない施設。各地の伝承関係者との人的ネットワークも築きたい」と語った。