浜松市内で消防ホースの先端につける筒先が盗まれる被害が拡大している。ここ10日間で急激に被害が増え、当初からの被害は判明しているだけでも計62本。素材である真ちゅうの転売を目的とした窃盗とみられ、市などは注意を呼び掛けているが具体策は見いだせていない。
市によると、最も被害の多い北区
三ケ日町で3分の2を占める40本が盗まれた。エリアも広がり、西区内でも確認されている。
対策を難しくするのは、緊急時に誰でも消火作業ができるよう施錠されていない点。盗まれた筒先のほとんどは真ちゅう製で、市内の買い取り業者によると、真ちゅうの買い取り価格は1キロ当たり400円強という。