実践訓練
本番さながら機敏な動き 消防団員400人が訓練
京都府消防協会福知山支部(支部長・片岡幸基市消防団長)は25日、福知山市東羽合の市消防防災センターで、消防訓練をした。消火活動技術や市消防団員の団結力、士気の向上を図るのが狙いで、団員たちが火災を想定した訓練に臨み、日ごろの消防団活動と訓練の成果を披露した。
支部は市消防団(29分団)として加入。全体を中部、東部、北部、三和、大江、夜久野の6ブロックに分けており、訓練には、夜久野ブロックは選抜の団員、ほかはそれぞれ2つの分団が参加。総勢約400人と小型ポンプ付き積載車12台がそろった。
団旗が入場し、片岡支部長のあいさつ、大橋一夫市長ら来賓の祝辞のあと、ブロックごとに訓練に臨んだ。
訓練は2つの小隊が協力して消火活動をするが、防火水槽に水を補給しながら活動するパターンと、小型ポンプに中継放水をしながら活動する2つの想定パターンがあり、それぞれのブロックには訓練直前に知らされた。
団員たちは、大きな声を掛け合って連係を取りながら、ホースの延長や放水操作をし、機敏な動きによる本番さながらの訓練をした。見学に訪れた市民らも静かに見守っていた。