戸別受信システム
新放送波で災害情報伝達 焼津市、ラジオ型戸別受信機導入
焼津市は2日までに、自治体情報伝達システム「V-ALERT」を利用したラジオ型の災害情報戸別受信機と、インターネットを利用したテレビ接続型の同受信機の運用をそれぞれ始めた。いずれの運用も県内の自治体で初めて。高齢者や障害者に対する購入費を補助し、災害弱者により確実に情報が行き届くようにする。
V-ALERTは地上アナログ放送終了後に空いた周波数帯を利用し、2016年に開始された「V-Lowマルチメディア放送」の放送波を使った新システム。自治体が発信する災害情報について音声、文字、画像を組み合わせて同時配信することができる。中学校区単位などの地域別に情報を伝達することも可能になった。
県内で先駆けて同市の高草山に同放送波の送信所が整備され、市内全域で建物内でも受信できる体制が整った。市の担当者は「大雨で同報無線の内容が聞こえないような状況でも災害弱者に情報が届けられるようにしたい」と話した。
テレビ接続型はインターネット回線を利用し、災害情報を伝達する。両型とも電源を切っていても受信して自動起動する。
戸別受信機の価格は両型とも1万6200円(税込)。テレビ接続型は別途、月額使用料が必要。75歳以上の高齢者単独世帯か、障害者ら避難行動要支援者に該当する人がいる世帯は購入費のうち1万3200円を補助する。希望者は20日までに申し込む。申し込み、問い合わせは市地域防災課<電054(623)2554>へ。
屋外設置の同報無線は今回もまた聞こえませんでした、同じ内容の戸別受信機も不要な放送を・・・例えば商が癖の下校時間の放送等・・・流すので、煩いので切ってるとの意見が見られました、通常の放送を見たり聞いたりしてる時に緊急通報を受信出来る様なシステムが必要だと思います。