現場での事故について
消防車が「凶器」に… 消火現場でホースが直撃、“異例事故”はなぜ起きた
産経新聞 4月23日(木)18時5分配
火事を傍観していたら、ポンプ車のホースが突然外れ、自分の頭に直撃する-。東京都足立区で4月6日、こんな前代未聞の“事故”が起きた。男性は頭や足の骨を折る重傷。火を消すはずの消防車はなぜ、火事現場で暴れ狂う凶器に変貌したのか。確認・伝達という基本作業の怠りが惨事を引き起こしたとされるが、その時、現場では何が起きていたのか。(宇都宮想)
■金属の“塊”が頭を直撃
4月6日午前0時18分ごろ、足立区谷在家のゴミ処理施設で、ゴミや配管が焼けているなどと119番通報があった。
通報を受け、東京消防庁西新井署は現場を地図で確認した。消火栓から現場まで距離があることから、今回は消火栓を使用せず、長さ20メートルのホース9本を1本につなげてポンプ車2台を連結し、2台分の水を使用して消火活動を行うことに決めた。
ポンプ車9台を含む車両16台が出動。男性消防士長(58)が運転するポンプ車が現場に先着した。その直後に消防士長は地図にはなかったはずの消火栓を前方に発見する。
「この消火栓を使用できれば、後続車を経由する必要はなくなる」
消防士長はこう思ったのだろう。このため消火栓から水を引こうとポンプ車を前進させたとみられる。
その瞬間だった。ホースが引っ張られ、消防士長の車両側から外れてしまった。まだ水は通っていなかったが、ホースは跳ねるように空中で大きく揺れた。
消火活動を見ていたとみられる近くの男性(35)に、金属製の連結部分が直撃した。連結部分は重さ約10キロ。男性は頭や右脚の骨を折る重傷だった。
■「聞いたことない」異例の事態
火災現場に出動した消防車が事故を起こしてしまうケースは、過去にもまれに発生している。
今年3月、長野県小梅町の住宅火災現場で、活動を終えて引き上げようとした消防車が、地元の消防団の男性らと接触。別の消防車との間に挟まれた1人が腕に軽傷を負った。
24年5月には、岐阜県各務原市の各務原東部方面消防署北分署で、駐車場に止めていた無人の消防車が前進し、保育園のフェンスに衝突。車輪止めを設置していなかったことが原因だったが、けが人はなかった。
しかし、いずれも消火活動以外のタイミングで事故は発生しており、今回のようなケースについて消防関係者は「これまでに聞いたことがない。異例の事態だ」と驚きを隠さない。
■「ホース連結知らなかった」伝達も確認もなし…
東京消防庁によると、ポンプ車同士をホースで連結した際は、別の消防隊員がポンプ車の運転手に伝えるのが通例だ。だが、今回はその伝達もなかったとみられる。
同庁の鈴木浩永警防課長は「消防活動中に一般の方にけがをさせて誠に申し訳ない。今後は安全管理を徹底し、事故の絶無を図る」とコメントした。
一方、車両運転中に起きたことから、警視庁西新井署は自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで捜査している。
同署によると、消防士長は「ホースが連結されていることに気がついていなかった」などと供述。確認を怠っていたことが明らかになり、当時の現場の指揮系統に不備がなかったかなども調べる方針だ。
先日記事にしましたが、ちょっと内容が違う様なので
再度アップしました、判断はお任せします。
それ以外の事故が書かれてますが、こちらは削除しても
良かったかな❓
産経新聞 4月23日(木)18時5分配
火事を傍観していたら、ポンプ車のホースが突然外れ、自分の頭に直撃する-。東京都足立区で4月6日、こんな前代未聞の“事故”が起きた。男性は頭や足の骨を折る重傷。火を消すはずの消防車はなぜ、火事現場で暴れ狂う凶器に変貌したのか。確認・伝達という基本作業の怠りが惨事を引き起こしたとされるが、その時、現場では何が起きていたのか。(宇都宮想)
■金属の“塊”が頭を直撃
4月6日午前0時18分ごろ、足立区谷在家のゴミ処理施設で、ゴミや配管が焼けているなどと119番通報があった。
通報を受け、東京消防庁西新井署は現場を地図で確認した。消火栓から現場まで距離があることから、今回は消火栓を使用せず、長さ20メートルのホース9本を1本につなげてポンプ車2台を連結し、2台分の水を使用して消火活動を行うことに決めた。
ポンプ車9台を含む車両16台が出動。男性消防士長(58)が運転するポンプ車が現場に先着した。その直後に消防士長は地図にはなかったはずの消火栓を前方に発見する。
「この消火栓を使用できれば、後続車を経由する必要はなくなる」
消防士長はこう思ったのだろう。このため消火栓から水を引こうとポンプ車を前進させたとみられる。
その瞬間だった。ホースが引っ張られ、消防士長の車両側から外れてしまった。まだ水は通っていなかったが、ホースは跳ねるように空中で大きく揺れた。
消火活動を見ていたとみられる近くの男性(35)に、金属製の連結部分が直撃した。連結部分は重さ約10キロ。男性は頭や右脚の骨を折る重傷だった。
■「聞いたことない」異例の事態
火災現場に出動した消防車が事故を起こしてしまうケースは、過去にもまれに発生している。
今年3月、長野県小梅町の住宅火災現場で、活動を終えて引き上げようとした消防車が、地元の消防団の男性らと接触。別の消防車との間に挟まれた1人が腕に軽傷を負った。
24年5月には、岐阜県各務原市の各務原東部方面消防署北分署で、駐車場に止めていた無人の消防車が前進し、保育園のフェンスに衝突。車輪止めを設置していなかったことが原因だったが、けが人はなかった。
しかし、いずれも消火活動以外のタイミングで事故は発生しており、今回のようなケースについて消防関係者は「これまでに聞いたことがない。異例の事態だ」と驚きを隠さない。
■「ホース連結知らなかった」伝達も確認もなし…
東京消防庁によると、ポンプ車同士をホースで連結した際は、別の消防隊員がポンプ車の運転手に伝えるのが通例だ。だが、今回はその伝達もなかったとみられる。
同庁の鈴木浩永警防課長は「消防活動中に一般の方にけがをさせて誠に申し訳ない。今後は安全管理を徹底し、事故の絶無を図る」とコメントした。
一方、車両運転中に起きたことから、警視庁西新井署は自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで捜査している。
同署によると、消防士長は「ホースが連結されていることに気がついていなかった」などと供述。確認を怠っていたことが明らかになり、当時の現場の指揮系統に不備がなかったかなども調べる方針だ。
先日記事にしましたが、ちょっと内容が違う様なので
再度アップしました、判断はお任せします。
それ以外の事故が書かれてますが、こちらは削除しても
良かったかな❓