なんでんかんでん・・・元田川市消防団員のブログ

福岡の方言で、何でもかんでもと言う意味です、九州では良く使うかな? 2016年で消防団在籍28年になりました、体調不良その他で3月をもちまして退団しました、これからは過去を振り返りつつ、消防関係を外から見てやろうと思ってます。 従来からの趣味の電子工作・電化製品の修理・畑の耕作等を充実させねばなりませんね なんでんかんでん書いて行きますので、コメント等も大歓迎ですので宜しく~^

防災対策は・・・?

東日本豪雨 浸水想定周知足りず 専門家「ハザードマップの理解促進必要」

産経新聞 9月13日(日)7時55分配信
 鬼怒川が決壊した茨城県常総市では、河川の氾濫による浸水想定を示した「ハザードマップ」が作られていたが、今回の災害でも十分に活用されていなかった。専門家は、住民に分かりやすく周知するためにも、自治体で防災に精通した専門職員の育成が急務だと指摘している。

 市は平成21年にマップを作成し、市内の全戸に配布した。今回の浸水域はマップとほぼ一致するが、自宅が浸水した男性(28)は「家にあるとは思うけれど、ちゃんと見たことはない。何十年も水害なんてないので大丈夫だと思っていた」と話した。

 静岡大防災総合センターの牛山素行(もとゆき)教授(災害情報学)は「マップなどソフト面の対策は仕組みをつくるだけではだめ。情報の出し手である自治体と、受け手である住民の双方が意識的に努力しないと機能しない」と指摘する。

 マップでは、市役所は1~2メートル未満の浸水が予測されていたが、市は今回、「ここまで水はこない」と判断し災害対策本部を設置。結局マップ通りに浸水して機能不全となった。

 牛山教授によると、多くの自治体で防災専門知識を持つ職員がいないのが現状という。

 住民がマップを理解し自助に役立てることが理想だが、牛山教授はその前提として、「職員が地域防災の核になり、マップの読み方などを住民に分かりやすく伝えられる体制づくりが必要」と指摘。東日本大震災後、政府が自治体職員向けに実施している「防災スペシャリスト養成研修」などの活用を提案している。

テレビで市長が謝ってましたが、防災指揮所を水没する様な位置に設定した事や、市民からの通報で堤防決壊を知り、12分後に避難指示を出したと言うが、市の職員や消防団を警戒に当たらせていたのだろうか?市長や市の防災担当者の意識に甘い考えが有ったのではないでしょうかねぇ・・・