なんでんかんでん・・・元田川市消防団員のブログ

福岡の方言で、何でもかんでもと言う意味です、九州では良く使うかな? 2016年で消防団在籍28年になりました、体調不良その他で3月をもちまして退団しました、これからは過去を振り返りつつ、消防関係を外から見てやろうと思ってます。 従来からの趣味の電子工作・電化製品の修理・畑の耕作等を充実させねばなりませんね なんでんかんでん書いて行きますので、コメント等も大歓迎ですので宜しく~^

足利・山火事 なぜ鎮火できない?元消防署長に聞く

 

足利・山火事 なぜ鎮火できない?元消防署長に聞く
2/25(木) 23:30配信

f:id:buu101520:20210226003246j:plain

テレビ朝日系(ANN)
All Nippon NewsNetwork(ANN)
栃木県足利市の両崖山で起きた山火事は、発生から5日目となりましたが、いまだ鎮火のめどは立っていません。懸命な消火活動が続けられているにもかかわらず、なぜ燃え続けているのでしょうか。元東京消防庁麻布消防署長の坂口隆夫さんに話を聞きます。
(Q.なぜ5日目に入っても鎮火できていないのでしょうか?)
現在、ヘリ消火を中心でやっていますが、非常に広範囲に延焼しているため時間がかかります。さらに、夜間は二次災害を防ぐため、ヘリ消火を中断しています。その間に延焼が拡大してしまっているという問題もあります。
(Q.ヘリから水をまき続けているにもかかわらず、なぜ消えないのでしょうか?)
ヘリ消火は、燃えている部分だけに散水をしている訳ではありません。これから燃えようとしている部分にも水をかけて延焼を防ぐという効果があります。
(Q.ピンポイントに火を狙って、水をまくことはできないのでしょうか?)
ヘリがあまり近付くと、上昇気流による熱風や煙の影響を受けます。一番怖いのは、ヘリの風圧であおって拡散してしまいます。そのため、あまり降下して水をまくというのはできません。
(Q.ヘリから水を流しても、斜面が急なため、表面の火は消えるが、落ち葉の下に残っている火が消せていないという指摘もありますが、どう考えますか?)
消火において、その辺のロスは想定済みです。しかし、水がまかれるということは、流れた水が下の方の燃えやすいものに浸透していって、延焼を防ぐ効果もあります。
(Q.地上からの消火は限界がありますか?)
急斜面にホースを延長することは非常に困難です。しかし、民家に近い所では、民家への延焼を防ぐための態勢を取っています。また、範囲が広すぎて消せないという状況もあります。山火事は時間がかかります。ヘリ消火で繰り返し消火をしていくことが、いずれ鎮火・鎮圧につながります。
(Q.山火事を消すためには、もちろん雨が降ることが効果的ですよね?)
山火事にとって雨は「めぐみの雨」です。雨が降る降らないでは、鎮火・鎮圧までの時間に大きな影響があります。自然現象で雨が降れば、消火活動ができていない時間にも消してくれる効果もあります。
(Q.雨が降るのは来週以降になりそうですが、鎮火するまでどれくらいかかると思いますか?)
10日から2週間はかかると思います。火種は完全に消さなければ鎮火になりません。ある程度、炎が消えた後に「残火処理」といって、完全に火を消すために消防隊が中に入って消す作業もあるので、このくらいの時間はかかると思います。
 出火から五日目の夜になりましたがいまだ鎮火の目途が立たないようです、初任科講習の時に山林火災の説明を受けました、周囲や風向きの状況などを察しながら現場への進入や防火帯の設定、ジェットシューターとは等の説明を受けましたね。山林や原野火災は自然条件の変化があるので慎重に作戦を立てないと、消防隊が火炎や煙に巻かれる恐れがあるので、消火は簡単ではないです。