なんでんかんでん・・・元田川市消防団員のブログ

福岡の方言で、何でもかんでもと言う意味です、九州では良く使うかな? 2016年で消防団在籍28年になりました、体調不良その他で3月をもちまして退団しました、これからは過去を振り返りつつ、消防関係を外から見てやろうと思ってます。 従来からの趣味の電子工作・電化製品の修理・畑の耕作等を充実させねばなりませんね なんでんかんでん書いて行きますので、コメント等も大歓迎ですので宜しく~^

消防団

友達の日記で火災が載ってました
これまで、消防団の事は書かなかったので、ちょっと書いてみましょう
私は、先日団員として勤続20年の表彰を受けた、平団員です^^;
 
消防組織の詳細は、ウィキペディアに有りましたのでご覧になって下さい
 
消防団は、常備消防の後方支援がメインですが、直接消火もします
総務省消防団のページが有りますので、こちらもご覧になって下さい
 
災害は、時と場所を選ばないので、いつ何時でも対処しなくてはなりません
それには、普段からの訓練・鍛錬が肝要です
 訓練のうちの一つ、ポンプ操法の模様を私の分団が行いましたのでアップしましょう
 

イメージ 1



まず、消火器具を点検して所定の位置に設置し、整列し操法開始の指示を待ちます
右下が吸水管、次に鳶口、そしてホースブリッジ、メインの消防ポンプ
それと消火ホース、筒先は指揮者の背中に・・・下ろしとけよ
水利(水)は、後ろの臨時貯水槽から吸水します


イメージ 2



審査員の操法開始の指示に、指揮者の操作始め!の号令の元
「迅速・確実・安全」を心して一斉に、放水に向けて連携動作を始めます
 
指揮者は、筒先を背負いホースを1本担ぎ途中で展張し、放水位置まで走り
       1番員が戻れば交代します
1番員は、1本目のホースをポンプに繋ぎ展張し、ホースを担いで1本目と3本目の
       ホースに繋ぎ、指揮者の放水始めを3番員に伝達に走ります
2番員は、3番員とポンプの吸水管を接続し、鳶口を携えて筒先に走ります
3番員は、2番員と連携しポンプを始動・吸水操作を行い
      指揮者の放水始めの伝達を1番員から受け、送水操作を行います
 
この連携操作を、先に述べた「迅速・確実・安全」で、採点されるのです
ホース1本が約20mですから3本繋いで60mを、それぞれが機材を持って
全力疾走します、これはホースが重たいのでかなりハードです
基準タイムが設定されてるので、どうしても慌てます


イメージ 3



既に、放水始めの伝達を済ませてるので、後ろから水が迫って来てます
あせる気持ちを抑えて、確実な操作をしなければなりません
水が出ると同時に反動が来ます、しっかり保持してないと飛ばされます

 

イメージ 4



あっ!顔が出た、○○ちゃんメンゴ・・・こいつは、同級生の息子です^^;
最初は指揮者が筒先を持って放水を始めますが
1番員が来ると交代します、水圧の掛かった筒先を渡すのには危険が伴います
 
こちらに動画が有ります
 
 
これらは小型ポンプ操法で、私の分団はポンプ車が配備されてます
当市の大会では、小型ポンプで行うとの達しで、馴れない機材で訓練しましたが
なんと2位になりました ^0^
優勝チームが出れない時は・・・でしたが、行けませんでしたけど
過去には、県大会にも出場した事も有りましたよ
勝ち上がれば、全国大会も・・・まぁ無理でしょう^^;
 
ポンプ車操法はこちら
 
 
このような操作を、いつ何時でも「迅速・確実・安全」に行えるように
普段から訓練を行ってます・・・がぁ^^;
 
一部には、「消防団は、酒ばっか呑んで」の声も有ります・・・
うん!実際に呑んでます ^0^ナハハ
大会が秋口に開催されるので、夏場に訓練を行います
一日の仕事を終えて、夜間照明を点けて訓練したり
日曜日の日中にしたり・・・いやぁ汗をかいた身体にビールは沁みます^^
 
火災に限らず、まだ他にも消防団の仕事は有ります
風水害、地域の危険箇所の点検、消火栓や防火水槽の点検、独居老人の調査
歳末警戒、防火広報、災害時の避難・誘導のシュミレーション等を行ってます
 
現在、消防団員が減少しております
みなさんの周りに、生きの良い若者が居ましたら、入団を勧めて下さい
 
 
ちょっとした不注意が、大きな損失になります
火は、財産も想い出も・・・命までも持って行きますので
火の取り扱いには、十分な注意を御願いします
 
時間が有れば、次は火災出動の様子を書いてみましょうか?