補助消防団員
和歌山県田辺市木守(こもり)にある障害者支援施設が、市消防団の制度に基づき、消防活動に協力することになった。消防団の分団車庫から緊急走行でも約30分かかる地区で、火災が起きた際には施設職員が初期消火に当たる。市消防本部は「火災は小さいうちに消すことが重要。消防の手が届きにくい地区で協力してくれることになり、とても心強い」と話している。
市の統計によると、旧大塔村の木守地区には、63世帯77人が暮らす(7月末現在)。消防本部によると、地区内での火災は市町村合併前の2002年11月以来起きていないが、火災が発生した場合、管轄する市消防団の三川分団(合川)から約30分、中辺路大塔消防署(鮎川)からは約1時間かかるという。
消防本部は、この時間を解消するため、地区内にある施設「あすなろ木守の郷」に協力を依頼。施設は快諾し、30~50代の男性職員4人が「補助団員」になった。補助団員は、定期的な訓練に参加できない人らを対象にしている。
施設長の長野史朗さん(51)は「いつも地元の人たちに支えてもらっているし、地域のために何かできないか、という思いは常に持っている」と話す。
8月下旬には、施設で小型ポンプやホースといった消防資機材の受納式があった。早速、これらを使った訓練もした。いざという時に使いこなせるよう、今後も月に1度は4人を中心に、資機材を動かしたいとしている。
■支援団員47人 田辺市消防団
田辺市は2014年3月、団員確保のために消防団条例を改正。さまざまな団員枠を新たに設け、団の活動を支えてもらうことにした。補助団員のほか、退職した消防職員や消防団員による「OB団員」、地理に詳しかったり、重機を使えたりする人が該当する「登録団員」がある。市消防本部によると、こうした支援団員は現在47人いる。このうち26人は音楽隊員という。
消防本部の小山裕史消防長は「管内では勤めに出ている消防団員が多い地区もあり、昼間の消防力をどう確保するかは課題の一つ。支援団員制度の活用も含め、地域の実態に見合った組み立てが必要になってきている」と話している。
市の統計によると、旧大塔村の木守地区には、63世帯77人が暮らす(7月末現在)。消防本部によると、地区内での火災は市町村合併前の2002年11月以来起きていないが、火災が発生した場合、管轄する市消防団の三川分団(合川)から約30分、中辺路大塔消防署(鮎川)からは約1時間かかるという。
消防本部は、この時間を解消するため、地区内にある施設「あすなろ木守の郷」に協力を依頼。施設は快諾し、30~50代の男性職員4人が「補助団員」になった。補助団員は、定期的な訓練に参加できない人らを対象にしている。
施設長の長野史朗さん(51)は「いつも地元の人たちに支えてもらっているし、地域のために何かできないか、という思いは常に持っている」と話す。
8月下旬には、施設で小型ポンプやホースといった消防資機材の受納式があった。早速、これらを使った訓練もした。いざという時に使いこなせるよう、今後も月に1度は4人を中心に、資機材を動かしたいとしている。
■支援団員47人 田辺市消防団
田辺市は2014年3月、団員確保のために消防団条例を改正。さまざまな団員枠を新たに設け、団の活動を支えてもらうことにした。補助団員のほか、退職した消防職員や消防団員による「OB団員」、地理に詳しかったり、重機を使えたりする人が該当する「登録団員」がある。市消防本部によると、こうした支援団員は現在47人いる。このうち26人は音楽隊員という。
消防本部の小山裕史消防長は「管内では勤めに出ている消防団員が多い地区もあり、昼間の消防力をどう確保するかは課題の一つ。支援団員制度の活用も含め、地域の実態に見合った組み立てが必要になってきている」と話している。
消防署から1時間、消防団格納庫から30分も離れてるとは
凄い山間部なのでしょうか?
団員資格を厳密に適用すれば、団員には不任用でしょうが
地理的要件を勘案して、団員に任用した田辺市に
座布団5枚❗👍