団員報酬の管理
岡山市消防局が活動実績のない消防団員に年2万1000円の報酬を支払っている問題で、市消防局と市消防団は23日、市内のホテルで分団長会議を開いた。市内の全分団のうち約7割の分団が、報酬や手当が振り込まれる団員の口座の通帳を管理していたことが報告された。市消防団は不適切だとして、是正を求める団長通達を同日付で出した。【高橋祐貴】
毎日新聞は13日の朝刊で、活動実績のない消防団員に報酬が支払われている問題を報道。消防庁の通達で団員の口座に振り込むことになっている報酬や手当を、分団側が事実上管理して飲み会の費用などに充てているケースがあることを報じた。
市消防局はこれを受け、団員の活動実態や、口座の管理状況について各分団長に聞き取り調査を実施。その結果、全99分団中67分団が、分団側で口座の通帳を管理していることが判明した。市消防団の若林暁団長は「適正な消防団を運営していく必要がある」と述べ、通帳を分団管理とせず、個人管理とするよう求める団長通達を出したことを明らかにした。
また会議では、消火活動や訓練といった活動実績がないにも関わらず、報酬が支払われていた団員が2015~17年度で238人いたことも明らかにされた。一方、このうち210人は、消火活動とは無関係な祭りの警備や地域の見守り活動をしていたという。ただ、こうした活動は手当の支給対象外で、市に活動記録は残っていない。今回の調査でも各分団長へのヒアリングを根拠としている。
◇「活動ゼロ28人」
残る28人は仕事などの都合で一切の活動をしていなかったといい、2人は退団の意向を示したとしている。市消防局の藤原誠次長は「報酬の使い方に課題はあるが、調査はしない。28人以外は規模の大きい災害が発生した場合、出動できるという認識を持っている」と話した。
毎日新聞は13日の朝刊で、活動実績のない消防団員に報酬が支払われている問題を報道。消防庁の通達で団員の口座に振り込むことになっている報酬や手当を、分団側が事実上管理して飲み会の費用などに充てているケースがあることを報じた。
市消防局はこれを受け、団員の活動実態や、口座の管理状況について各分団長に聞き取り調査を実施。その結果、全99分団中67分団が、分団側で口座の通帳を管理していることが判明した。市消防団の若林暁団長は「適正な消防団を運営していく必要がある」と述べ、通帳を分団管理とせず、個人管理とするよう求める団長通達を出したことを明らかにした。
また会議では、消火活動や訓練といった活動実績がないにも関わらず、報酬が支払われていた団員が2015~17年度で238人いたことも明らかにされた。一方、このうち210人は、消火活動とは無関係な祭りの警備や地域の見守り活動をしていたという。ただ、こうした活動は手当の支給対象外で、市に活動記録は残っていない。今回の調査でも各分団長へのヒアリングを根拠としている。
◇「活動ゼロ28人」
残る28人は仕事などの都合で一切の活動をしていなかったといい、2人は退団の意向を示したとしている。市消防局の藤原誠次長は「報酬の使い方に課題はあるが、調査はしない。28人以外は規模の大きい災害が発生した場合、出動できるという認識を持っている」と話した。
各地で団員報酬の管理が問題になってるようです、基本的には個人への支給が本当でしょうが、慰労会や旅行のために毎回徴収するのも・・・。