消防団の内紛で伝統行事に危機が
滋賀県彦根市の秋の風物詩「ひこねの城まつりパレード」で、出し物として人気を集める伝統の「はしご登り」が存続の危機を迎えている。彦根市消防団の今春の人事を巡る内紛で、はしご登りを担ってきた「はしご乗り手の会」が解散したからだ。関係者は事態の打開に向け市の指導を求めているが、市は「市の内部組織でないので、人事まで踏み込みにくい」と対応に苦慮している。
消防団は消防組織法に基づき、各市町村に設置される組織。一般の市民が団員で、火災や震災、風水害時に消火や救助活動にあたる。消防署とは異なり、市民の志願で成り立つボランティア色の強い組織で、団員は非常勤の地方公務員。団長は消防団の推薦を元に、市長が任命する。
内紛のきっかけは4月1日付の人事異動で、再任を希望した副団長3人と分団長1人を、団長が再任しなかったことだった。元副団長が中心だった「はしご乗り手の会」は解散。元副団長らは「一方的に再任を阻まれた」と反発し、市の仲介で団長らと協議したが折り合わず、大久保貴市長に団長の免職を要求する事態に発展した。
市消防本部は「消防団は市からある程度、独立した別団体。人事には関与しないが、両者の会話の糸口を考えたい」と話す。【西村浩一】
消防団は消防組織法に基づき、各市町村に設置される組織。一般の市民が団員で、火災や震災、風水害時に消火や救助活動にあたる。消防署とは異なり、市民の志願で成り立つボランティア色の強い組織で、団員は非常勤の地方公務員。団長は消防団の推薦を元に、市長が任命する。
内紛のきっかけは4月1日付の人事異動で、再任を希望した副団長3人と分団長1人を、団長が再任しなかったことだった。元副団長が中心だった「はしご乗り手の会」は解散。元副団長らは「一方的に再任を阻まれた」と反発し、市の仲介で団長らと協議したが折り合わず、大久保貴市長に団長の免職を要求する事態に発展した。
市消防本部は「消防団は市からある程度、独立した別団体。人事には関与しないが、両者の会話の糸口を考えたい」と話す。【西村浩一】
こんなの見たくないですね、別組織にして伝統行事保存会を立ち上げるべきかな?