なんでんかんでん・・・元田川市消防団員のブログ

福岡の方言で、何でもかんでもと言う意味です、九州では良く使うかな? 2016年で消防団在籍28年になりました、体調不良その他で3月をもちまして退団しました、これからは過去を振り返りつつ、消防関係を外から見てやろうと思ってます。 従来からの趣味の電子工作・電化製品の修理・畑の耕作等を充実させねばなりませんね なんでんかんでん書いて行きますので、コメント等も大歓迎ですので宜しく~^

「田子の宝」(フォード型消防車)再起動!

「田子の宝」勇姿再び 30年ぶり放水アーチ

8/8(木) 10:56配信
デーリー東北新聞社
 田子町が1930年に導入した米国フォード社製の消防車を使った放水訓練が、7月下旬に同町で、約30年ぶりに行われた。現存するだけでも珍しく、今でも放水可能な同一車両は全国でもほとんどないとみられる。町消防団の関係者らは、けたたましいエンジン音とともによみがえった勇姿に歓喜。地域住民を大火から守ってきた「田子の誇り」を次世代へ受け継ぐことを誓う。

 同消防車は、町全体の予算が6万4963円だった時代に、1割近い5675円を掛けて購入。人力ポンプ主流の中で、機械で水をくみ上げる自動ポンプを備えた最新の車両は大きな力を発揮し、町内や近隣の住民の命を救ってきた。

 70年に老朽化によって役目を終え、町内の車庫で眠っていたが、保存を望む町民有志の協力で88年に復元。“第2の人生”では三戸消防署田子分署に展示され、消防イベントなどで走行する姿を披露してきた。

 自動ポンプは復元直後に稼働させて以降、使われておらず、動かした経験のある人はほとんどいなかった。操作方法を後世に伝えようと、町消防団が今回のプロジェクトを企画した。

 7月下旬に同分署で行われた訓練には、町消防団幹部や分署員ら約20人が参加。箇条書きされたわずか7項目の自動ポンプの操作手順書と、復元に関わった町内の才川自動車工業の技術者の記憶を頼りに放水準備を進めた。

 少ないヒントに加え、古い車両のため、デリケートな操作が求められ、作業は行ったり来たりの繰り返し。ホースを車体に取り付けるための金具のサイズが合わないなど、予想外のトラブルもあったが、何とか30分後に放水を開始。徐々に勢いを増し、放水の長さは10メートルほどに達した。操作手順は動画で記録された。

 村木勉団長(65)は「この年式で、放水までできる消防車は、全国的にもないのではないか。先輩たちが残してくれた『宝』を若い世代へ引き継いでいきたい」と決意。

 才川自動車工業によると、エンジン部品などは既に製造中止となっており、復元した88年のころですら、走行可能な同一車両は国内に3台しかなかったという。才川隆昭社長(60)は「田子だけではなく、日本の財産」と目を細める。

 町消防団では今後、イベントでの放水訓練なども検討するという。
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 古い車両を復活させても、操作できる機関員が居ない・・・動画で記録を残しておくそうですが、文書マニアルも保存しておく事も必要かも。