広島で塩害による放電や停電が多発
夜の住宅街に響く乾いた音。住民によりますと火花は繰り返し何度も出ていました。
2日午後9時ごろ広島市や廿日市市などで電線から火花が出たという通報が消防に相次ぎました。中国電力によりますと広島市や廿日市市など県内79カ所で電線から火花が出たのを確認したということです。この影響で2日午後11時すぎから佐伯区と西区で約4400戸が一時停電しました。中電によりますと台風による強風で電線に物などが当たり傷がつき、そこから海水の塩分やほこりなどが付着。雨が降ってショートした可能性が高いということです。去年10月にも電線から火花が出るトラブルが起きるなど台風の通過後に起きることがあるそうです。
内陸部では少ないですが、沿岸部では強風時には風に飛ばされた海水が送配電線に付着し、電線の表面の塩分で漏電し放電したり燃え上がる事が有ります。